第3回のインタビューゲストは、YouTubeでMH実況動画を投稿されている、ちょぼにーさん!そのロマン溢れる狩りに魅了されるファンもきっと多いのではないでしょうか。
今回は実況者としての生い立ちや、動画編集の舞台裏を覗いていきたいと思います!
ゲスト:ちょぼにーさん(以下ちょぼにー)
強さや効率より何よりも「狩りの楽しさ」を追求するMH実況者。バルファルク彗星カウンターを始めとしたロマン動画を過去100本以上投稿。チャンネル開設から1年足らずで登録者が1万人を超える、いま最も勢いのある配信者のうちの一人。
(代表作のうちのひとつ。太刀や盾斧、大剣を使ってバルファルクの彗星攻撃にカウンターを食らわせていくシリーズ動画)
動画リンク:【MHXX実況】バルファルク彗星は撃墜できるのか!? ~序章~【モンハンダブルクロス】
動画リンク:【MHXX実況】バルファルク彗星は撃墜できるのか!? ~序章~【モンハンダブルクロス】
(こちらは大タル爆弾やバレットゲイザー、巨龍砲を駆使して、超高出力解放斬りのビジュアルを極限までド派手にするという企画)
動画リンク: 【MHXX実況】エグいほどド派手な超高出力属性解放斬りを実現しました!【モンハンダブルクロス】
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ー第1章ー ロマン狩りの原点
くあてぃ:ちょぼにーさんの投稿動画の中で初の大物企画といえば、オストガロアカウンター(後述)。
やはりロマン狩りの原点はそこにあるのでしょうか?
ちょぼにー:後から上げた動画なので時系列は逆になるんですけど、MH4Gの「ゴグマジオス巨龍砲カウンター」が実はロマン狩りの起源。全速力で走ってくるゴグマジオスの顔面に巨龍砲をぶつけてダウンを取る、というものなんですけど、これが本当に楽しくて野良でもよくやっていました。4Gを遊んでいた頃はまだ配信は全くやっていなかったので、自己満足という域でしたね。
くあてぃ:今のロマン狩りに近いものを始めたのはちょうどその時期と。
ちょぼにー:そうですねぇ。尖ったものをやり始めたのはやっぱり4Gからかな。
くあてぃ:モンハン自体はどの作品からプレイされているんですか?
ちょぼにー: MHP2ndからです。
くあてぃ:そのころはロマン狩りに近いものを身内で遊んだりとかは…?
ちょぼにー:いや、当時は全然ですねぇ(笑) 周りが遊んでいた2ndGに興味を持って、親がたまたま持っていた2ndをプレイすることにしたんですけど、その時はまだ一人で遊ぶことも多かったし、そもそも上手くなかったからまだそういうことは全くやっていなかったです(笑)
ただ、今のロマン狩りのような具体的な形でやっているかどうかは別として、そういう楽しみ方…というか遊び心というものはずっと持ってはいました。
くあてぃ:ほうほう。
ちょぼにー:例えば3Gで言うと、ジエンモーランに撃龍槍を当てるだけでもすごく楽しかったし、その撃退クエストの雰囲気そのものも大好きでした。「ロマン感」っていうのはずっと昔から続いている気はしますね。
くあてぃ:それが4Gで初めて形になったと!その後はクロスから狩技も出てきて遊びの幅はだいぶ広がったんじゃないでしょうか。
ちょぼにー:そうですね。クロスではまずオストガロアカウンターをやりました。
(編集注:大剣で金剛身・鉄剛身を発動させた状態で、オストガロアの瘴龍ブレスを震怒竜怨斬で跳ね返すというもの/画像は投稿初期のリメイク版)
動画リンク:【MHXX実況】初代オストガロア大剣カウンター【モンハンダブルクロス】
ちょぼにー:動画投稿始めるってなった時に「よし!密かに構想していたあれを形にしてみるか!」ってことで練習し始めて…実は一番検証回数が多い企画なんです。
くあてぃ:ああ!そうなんですか!!やはり形として残すのは初めてということもあって思うようにいかないことも多かったり…?
ちょぼにー:ん~どちらかというと、苦労した最大の点は上位オストガロアの体力仕様。カウンターを成功させるためには、オストガロアの残り体力を限りなく0に近づけておく必要があるんですけど、G級と違って上位では特定の条件を満たしても「残り体力1」の状態を作ることはできなかったんです。まず当時はその仕様すら知らなかった。
そういう環境のなかでギリギリまで体力を削ってカウンターを迎えるっていうのが難しく、本当に失敗の繰り返しで…。作品もダブルクロスに変わって相方と更に検証を重ねていくうちに「どうやら残り体力1のストッパーがあるらしい」ということを発見し、ようやく上手くいったという感じです。
くあてぃ:そうか…最初は何の情報もない状態でのチャレンジだから相当難しいですよね。
ちょぼにー:そうなんですよ。オストガロアの体力仕様を動画で公に公開したのはおそらく僕が最初なんじゃないかな。
くあてぃ:オストガロアに限らず他の動画でも、仕様上そもそもできるか分からない状態での挑戦が大半だと思うんですけど、途中で心折れることってありません?
ちょぼにー:検証系は本当に仲間の協力もあっての実現でしたね。不可能なことが可能になった勝因は強い味方がいてくれたっていうのも大きいです。
くあてぃ:いつも出演していらっしゃる相方さん?
ちょぼにー:そう。彼も含めてあとはフォロワーさんかな。検証班はしっかりと身内で固めてあるので!
くあてぃ:おお!頼もしい!!(笑)
ちょぼにー:味方がいてくれるのと、あとは僕の意志の強さかな。これは絶対やりたい!っていう(笑)
くあてぃ:ちなみに動画を投稿され始めたきっかけって何なんでしょう?
ちょぼにー:まず僕自身、自分のやりたいことを形にして自己実現するといいますか、作ったものを周りに評価してもらうっていう生き方が、一番僕らしい生き方なんです。
小学校中学校の時は今とはまた別の媒体で作品は作っていて、とあるジャンルで日本一になったこともあったりして。
くあてぃ:ええええ!!すごい!!!
ちょぼにー:作品作りは昔から大好きでした。ただ、そういうヤツって周りから浮いてしまうんですよね。すぐに自分の妄想の世界に入っちゃって。こういうのやったら面白そうだなぁとか頭の中でいつもあれこれ考えたりとか。結果として、極端に言えば、人と上手く絡めなかったりとかそういう問題が生じるんです。
くあてぃ:ほうほうほう。
ちょぼにー:なので、中高の時代は人の目を気にして自分を抑制していることが多かったんですよ。でもそれは自分に正直に生きていくやり方ではなかった。受験や浪人も経験して、自分が本当にやりたいことって何だろうって考え直したときに、これ(動画投稿)しかないだろうってはっきりと思ったんです。
くあてぃ:なるほどなぁ。
ちょぼにー:受験が終わったとたん爆発しました(笑)
くあてぃ:それが最初の動画に繋がってくるわけですね。
ちょぼにー:そうですそうです。オストガロア以前にも上げていた動画は何本かあるのですが、1番最初のMHXX体験版のスラアクの動画、あれも実は撮り直しが50回ほどあるんですよ。
くあてぃ:えええ!!そんなに!
記念すべきちょぼにーさんの初投稿動画。画像はMHXX体験版のイャンクックを、狩技で撃墜討伐している様子。
ちょぼにー:最後の爆発で落とすシーンが意外と難しいんです。そこまでリテイクができたのもそれまで溜まっていた欲望というかエネルギーが莫大だったからでしょうね(笑)
くあてぃ:そんな初投稿以前から、ずっと目標としている配信者さんっていたりします?
ちょぼにー:ん~目標かぁ、そうですねぇ。動画投稿を始める前は、面白いと思う投稿者さんは何人かいたにはいました、ただ、投稿を始めてからは自分の動画が一番面白いと思っているので、正直に言うといませんね。
くあてぃ:かっこいい!(笑)(笑)
ちょぼにー:ただまぁ、投稿始める以前に、純粋なリスナーの視点でこの人面白なと思ってたのはGaRaNaさんとか筑前さんとかえるてるさんですね。
ー第2章ー 編集の裏側~動画に込める想い
くあてぃ:ちょぼに―さんの動画って1本がだいたい10分前後のものが多いと思うんですけど、投稿するまでの構想・撮影・編集ってどれくらい時間がかかるものなんでしょうか。
ちょぼにー:これはもう動画によってバラバラですねぇ。初期の初期は力ずくだった部分も大きくてかなりの労力をかけてました。かけれるだけ時間はかけようという感じで。
逆に今は更新頻度の問題なんかもありますし、力を抜くところは抜くというようにバランスよくやってます。
くあてぃ:ふむふむ。
ちょぼにー:特に冒頭のオストガロアカウンターは本当に大変でした。あの長いクエストで膨大なリテイクがありましたし、当時は実況が後付けではなかったので、撮り直しを重ねるうちに声も枯れてきたりだとか。
くあてぃ:あのクエストは失敗したらやり直しが大変ですもんね…
ちょぼにー:動画によって作成時間はまちまちなんですけど、1つ言えるのは初期の動画は半端じゃない時間をかけていたってこと。
くあてぃ:動画のアイデア自体は結構ポンポン出てくるんですか?
ちょぼにー:アイデアはそうですね。言うてしまえばポンポン出ます。
くあてぃ:凄いなぁ。普通じゃ思いつかないような企画ばかりですもん(笑)
「やりたいことリスト」みたいなストックは今もたくさんあったり…?
ちょぼにー:奇抜な発想力がないと有名にはなれなかったんじゃないかなと思いますね。
ストック…。これが困ったことにストックを溜めておいても後から見返すとやりたくなくなっちゃうことが多いんですよ(笑) だから溜めておいてもあんまり意味はなくて。
その都度やりたいことをどんどん実行していってる感じです。そうしないと(自分の中での)旬が終わっちゃうから。
くあてぃ:いろいろ投稿してきた中でこれがお気に入りっていうのはあります?
ちょぼにー:お気に入りか。これもそっきの話と被るんですけど、その都度やりたいことをやっているだけなので、あとから見返すと冷めてるんですよね…(笑)
くあてぃ:あはははは(笑)
ちょぼにー:思い入れが強いというと、僕が推してるのは「レンキン狩技式エリアル」っていう、エリアルに頼らず狩技で乗りまくるっていう企画ですかね。
ちょぼにー:ガンランスの狩技ブラストダッシュは、狩技ゲージの回収量に対して乗り蓄積地のコスパがとてもよくて、段差も何もないところで乗り値をどんどん溜めていけるんです。4PTのヴォルガノス戦ではこの狩技だけで4回くらい乗りを狙えたので、地味ではあるんですけど自分の中ではとっても楽しくて思い入れはあります。
くあてぃ:アイデアとしてもすごく良いと思います。
ちょぼにー:エリアルじゃなくてもこんなに乗れるんだぞ!っていうメッセージを伝えることが出来た動画にはなったんじゃないかな。
くあてぃ:ちなみに、ちょぼにーさんが投稿されている動画全般として、やっている内容を視聴者さんにも真似してほしいというスタンスなんでしょうか?あるいは逆に美しい狩りを見せたいという気持ちの方が大きい…?
ちょぼにー:そうですね、これ実は、初期のころはかなり尖ってたので、完全に「お前ら見ろ!」っていうスタンスだったんです(笑)
くあてぃ:披露タイプね(笑)
ちょぼにー:そう。「今から凄いことやるから見て!」っていう(笑)
最初の頃は動画でやっていることの説明はほとんど書いておらず、どちらかというとパフォーマンス寄りでした。
くあてぃ:ほうほう。
ちょぼにー:ただ、それは初期の頃だけで、最近ではより視聴者を引き込んでいかないといけないなということで、やりかたを丁寧に説明するようにしています。やっぱり一方的な押し付けではよくないなと考え始めて。昔に比べると本当に丸くなったなと自分でも思います(笑)
くあてぃ:とはいえ、後追いで全く同じことを再現しようにもめちゃめちゃ難度は高そう…!(笑)
―――
くあてぃ:最後に。いよいよMHWorldが発売されますけども、これから投稿されるワールドでのロマン動画について視聴者さんに向けて何かメッセージを頂けますか!
ちょぼにー:ワールドのβ版で一番最初に出したロマン動画が「飛び立つレウスに張り付いていざ大空へ」というものなんですけど、このタイトルにもあるように「ワールドでもロマン狩りはできる!」っていうメッセージですかね。
作品が変わっても自分のロマン感や、やっていく内容はほぼ変わらないから大丈夫だよ!といった感じです。それが伝えたいこと!
作品が変わっても自分のロマン感や、やっていく内容はほぼ変わらないから大丈夫だよ!といった感じです。それが伝えたいこと!
いかがでしたでしょうか。今回の記事は以上で終了です。
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